他人の家@岩波ホール

 さてジョージアウィーク、今日は岩波ホールジョージア映画化祭初日。2週間の期間中に15本のジョージア映画が公開される。さすがに全部は無理(平日昼間もあるから物理的に不可能)、とりあえず土日に観れる作品は観よう。来週の土曜日も来る予定。

 いやはや、複雑な民族関係にめまいがする(てか、実際寝てた笑)。ある村が戦争で村ごと焼き尽くされたらしい。そこに新しい住民が越して来る。生き残った住民はいい気はしない。そこまでは分かる。事情を十分に理解していない子どもたちが仲良くなるのも分かる。しかし、戦略として女は敵の男を誘ったり(それを子どもに目撃されてしまう)、平和な生活を憎しみの塊の女が銃砲で家を焼いたり。山奥ののどかな風景に不穏な物語が続く。かといって、これでも市街に出たら夜毎に襲撃戦があり、簡単には戻れない。

 結局、越して来た住民は再び村を去るのだが、民族の対立関係は最後まで分からなかった。アブハズの村なので先住民がアブハズ人で越して来た住民はジョージア人?しかし母親が話すのはロシア語、父親は母語をしゃべるようだ。そもそも家庭が複合民族である様子が伺われる。先住民の方も個人によって振舞いが皆バラバラ。全くもって複雑な事情は、エンディングを迎えても分からなかった。

 ちなみに、ジョージア国の中にアブハズと南オセチアがあり、国連非承認の独立国となっている。つまり、日本からジョージアには入国できても、アブハズと南オセチアは入国することができない。先日、日本のパスポートでビザ不要な国が世界一と言うニュースがあったが、これら二か国は北朝鮮と並んで日本のパスポートでは直接入れない国である。そういう事情を考えれば、このような映画が日本で観れるのは大変貴重なことが分かる。複雑な気持ちで映画館を出ることになる作品。

♯来週はルスタビ合唱団の公演もある。楽しみ。